日勤と夜勤とでどう違う?介護士の夜勤の仕事内容

施設に勤める介護士ならば誰でも体験するのが夜勤です。夜勤は、日勤を十分にできるようになったタイミングで、新人介護士なら1か月後ごろから先輩と共にシフトに入り始めます。日勤と夜勤の仕事にはどんな違いがあるのでしょうか。

まず日勤と夜勤で共通の仕事は、配膳、食事介助、歯磨き等ケアの介助、服薬介助、排泄介助です。特に排泄介助は、就寝時間中にもコールで呼ばれることもあります。それ以外の介助は、夕食・朝食分をそれぞれ、日勤と同じように行います。日勤と変わらない分、これらの介助をスムーズに進められることが、ひいては夜勤への対応しやすさを高めていきます。

夜勤だけの仕事は、就寝・起床時の介助、巡回、記録記入・書類作成です。就寝時には寝間着への着替えや排泄への誘導と介助、起床時にも着替えや身だしなみの介助を行います。特に入居者が起きやすい午前5時ごろは排泄介助のコール回数が増え、起床介助自体も朝食の時間までに全て終わらせなければならないので、特に忙しくなるタイミングです。この時間までには雑務は終わらせておきましょう。

巡回は定期的に入居者を見回ることですが、この時ライトは足元だけを照らすなど、就寝中の入居者を起こさないように気を配りましょう。中には眠れない入居者もいますが、無理にベッドに押し込まず話を聞いてあげることも円滑なコミュニケーションに繋がります。巡回が終わり、コールもない落ち着いた時間を見計らって、記録記入や書類作成などの事務仕事を進めていきましょう。